2012年11月25日

大分県で日本語教師になるには

教室にて
日本に来ている外国人に、または海外で外国人に日本語や日本文化を教える人を日本語教師(日本語教員)と言います。
日本語教師には「国家資格」や「認定」資格はないので、極端な話、自称「私は日本語教師です!」と宣言してしまえば誰でもなれる職業ではあります。

個人で教室を開いて教えたり、チューターのような形で教える分には、自称 日本語教師でも十分です。今日からでも始められます。(それで生徒が集まってくるか、うまく教えられるかどうかは個人の能力次第ですが。)

但し、日本語学校など公的な組織に就いて働こうとすると、「それなりのコース」(いわゆる資格)を履修していることが求められてきます。

「それなりのコース」とは、
・日本語教師養成420時間講座修了
・日本語教育能力検定試験合格
・大学で日本語教育を主専攻または副専攻

といったような日本語教育を学んだことを証明する「資格」です。
日本語教師としてどこかに「就職」しようとする場合は、上記のいずれかの「資格」が求められる場合が多いです。

しかし残念ながら大分県では、(昔はあったのですが)今では通学で受講できる420時間の日本語教師養成講座はないようです。(少なくとも私が通学できるようなものはなかった。)

420時間の日本語教師養成講座は、こちらの文化庁のリスト(PDF)などに掲載されていますが、九州は少なく、以下のような講座があるようです。
  • 福岡YWCA・・・福岡市中央区
  • 福岡日本語学校(FJLS)・・・福岡市博多区
  • ニューヨークアカデミー(NYA)・・・福岡市南区
  • 西日本国際教育学院(宮田学園)・・・福岡市南区
  • ヒューマンアカデミー・・・福岡/北九州/佐賀/熊本/鹿児島/沖縄
  • 語学の教え方研究所 FUKUOKAふぁん・・・福岡市南区
  • コウドウ インターナショナル・・・佐賀県鳥栖市
  • ワシントン外語学院 (WIL)・・・熊本県熊本市
  • 国際言語文化センター・・・沖縄県那覇市
  • 専修学校 JSL インターナショナルカレッジ・・・沖縄県浦添市

ただ、いずれも早くて半年、多くは1年程は修了までにかかるので、大分から近隣他県に通って420時間を修了するのは現実的には難しいのかもしれません。

海外で教えたいとか、ボランティアなどで日本語を教えることになったので、講座で日本語教授法を学びたいという場合は、通信教育で学ぶ、という方法もあります。

また、日本語教育能力検定試験については、年1回、毎年10月下旬、全国の主要都市でしか開催されておらず、大分県では実施されていません。大分からの最寄の開催地は福岡(の九州大学の六本松キャンパス・・・受験会場は年によって変わる場合があります)で、なかなか受験しづらいものがあります。
書店で参考書や過去問を購入しての独学、または通信教育講座などで試験勉強をして、大分の書店または通販にて願書を購入して出願し、10月下旬の試験日当日または前日乗り込みのような形で、福岡の試験会場に出向く必要があり、大分で日本語教師を目指していくには超えなければならない地理的なハンディがたくさんあります。

それらの日本語教師についての勉強や資格取得が済んだら(または勉強しながら)、あとは経験を積み、就職に備えていくことになります。

日本語教師として働くには、日本語が教えられている場所をピックアップしていく必要があります。

日本語が教えられている場所は、大分では、

1.日本語学校や専門学校
2.大学や大学院
3.研修センターのようなところ
4.ボランティアの日本語教室
5.フリーランス(個人宅やオンライン教室)

などが考えられます。

1.日本語学校や専門学校

大分にはあまり日本語学校はありませんが、明日香日本語学校(大分県大分市東大道1-4-22)などがありますので、もしそこで日本語教師を募集していたら、まずはボランティアでもいいので応募してみたりするのもよいのではないでしょうか。
または、既存の英会話学校や韓国語スクールに、日本語を教えるクラスを併設するように持ちかけてみるのも日本語教師としての雇用を生み出す1つの手段です。私はワーキングホリデー滞在中などに、海外ではよくそんなことをやってました。需要がなければ需要を創出していけばよいのです。

2.大学や大学院

については、民間の日本語学校就職などよりはより採用条件が厳しくなるかもしれませんが、大分県だと日本文理大学(NBU)別科日本語課程や、別府大学の別科日本語課程などがありますので、それらでもし日本語教師を募集していたら、応募してみるとよいでしょう。

3.研修センターのようなところ

一般的に産業科学技術センターのようなところで主にアジア圏からの外国人研修生を受け入れていたりしており、そうした場所で、日本語教師の需要というのが生じます。ですので、大分県の該当センターに問合せたり、ホームページをチェックしておくとよいでしょう。

4.ボランティアの日本語教室

ボランティアですが、日本語教室も小規模ながら大分県内にも何件かあります。こちらの「国際交流プラザ」のwebにも、あいうえおCLUB、さくら日本語教室、ひまわり、日本語楽々トーク!、別府国際交流プラザなどの複数の情報が載っていますので、そうした日本語教室で、「日本語を教える」という経験を積んでおけば、上記1~3の就職の際の、日本語教師としての補足経験として役立つことになるのではないでしょうか。

大分ではいきなり最初から日本語教師1本で生計を立てていくのはなかなか厳しいかもしれませんが、例えば主婦の方が非常勤(パートタイム)的に働いたり、一般のOLさんが週末や夜だけ日本語教師をやったり、といった感じで、まずは「小さく始める」スタイルで始めていくとよいと思います。











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Posted by jltoita at 01:36 │日本語教師