2012年12月06日
大分弁は教えるべきか?方言と日本語教師
日本語教師の求人の中には、わざわざ応募資格や採用条件のところに、
「標準語が教えられること(標準語が話せること/方言不可)」
などと明記している求人があります。
先日も中国(CHINA)の求人でそのように明記してあるものを見かけました。
「標準語が教えられること(標準語が話せること/方言不可)」
などと明記している求人があります。
先日も中国(CHINA)の求人でそのように明記してあるものを見かけました。
地方出身の日本語教師にとっては、なかなかシビアな条件だったりしますが・・・
もちろん、すべての求人がそんな限定を課しているわけではありません。
日本語教師にとって、日本語学習者である外国人に、方言を「教えるべきではない時」と、むしろ「教えるべき時」ははっきりしています。
例えば、将来的には東京の会社に勤めることや、他県の大学に進学することを目的に、一時的に大分県の語学学校などに留学して日本語を学んでいるケース。この場合は、他での活動の下準備に大分に滞在しているので、他県で通用するような標準語をしっかり教えておく必要があります。
しかしながら、やはり日本語の基本は標準語ですので、この場合もまずは標準語の基礎を押さえてから、ということにはなります。
ハリウッド映画俳優のスティーブ・セガールは、大阪に住んでいたので、けっこう流暢な関西弁を話しますが、でもなんか「変」なんですよね。地域密着ではない場合は、やはり標準語が話せたほうがよい一例かもしれません。
幸いなことに、大分県は九州の中でも、あまり方言はきつくないほうです。
大分弁は、基本的にはイントネーションは標準語に近く、後は文末「ちゃん」「ちょん」「けん」、特徴的な言葉「しんけん」「よだきい」「じゃけん/だけん」などと、若干のイントネーションを気をつければ、比較的スムーズに標準語化していけます。
例:雨がしんけん降っちょんけん、傘もってき。
(→変換: 雨がとても降っているから、傘を持って行きなさい。)
大分県人である私が東京で指摘されたイントネーションの1つが、「7時5分」などの「5分」のイントネーション。
大分では[go-fu-n]と真ん中のfuを強く発音するか、[go-fu-n]と強弱なく平面な発音だったのですが、東京では[go-fu-n]と、先頭に強弱を付けることを、初めて就いた接客仕事の際に指摘されたことをはっきりと覚えています。(大分県人の間でも個人差があることかもしれませんが・・・)
どうやら関東の人には大分弁のイントネーションは関西弁に聞こえるらしく、他でも関西出身と思われたことが何度かありました。(今ではもう間違われることもなくなりましたが・・・)
日本人である私でもこんな感じでしたので、外国人が最初に覚える日本語も、できれば標準語のほうが無難なのかもしれません(日本のあらゆるシーンで不利益をこうむることを避けられるので)。
標準語をマスターした上で、方言も使える外国人が一番理想的ですが、ただでさえカタカナ、ひらがな、漢字が入り乱れている日本語なので、方言と標準語の日本の2言語の違いを教えるのも、これまた非常に大変だったりもします。
ちなみに私は、標準語というか東京弁(?)の「~~がさぁ、~~でさぁ」の「さぁ」が今でも鼻について嫌いなので、あまり使わないようにしています。
もちろん、すべての求人がそんな限定を課しているわけではありません。
日本語教師にとって、日本語学習者である外国人に、方言を「教えるべきではない時」と、むしろ「教えるべき時」ははっきりしています。
■ 方言を教えるべきではないケース
日本語学習者であるその外国人が、一時的にその地方にいるだけで、やがて他の都道府県へ移動する場合。例えば、将来的には東京の会社に勤めることや、他県の大学に進学することを目的に、一時的に大分県の語学学校などに留学して日本語を学んでいるケース。この場合は、他での活動の下準備に大分に滞在しているので、他県で通用するような標準語をしっかり教えておく必要があります。
■ 方言を教えるべきケース
その日本語学習者がその地域に土着する予定である場合。例えば、大分県にずっと永住する予定である場合など。この場合は、その地域に少しでも早く馴染んでいけるように、どんどん方言も教えていかなければなりません。しかしながら、やはり日本語の基本は標準語ですので、この場合もまずは標準語の基礎を押さえてから、ということにはなります。
ハリウッド映画俳優のスティーブ・セガールは、大阪に住んでいたので、けっこう流暢な関西弁を話しますが、でもなんか「変」なんですよね。地域密着ではない場合は、やはり標準語が話せたほうがよい一例かもしれません。
幸いなことに、大分県は九州の中でも、あまり方言はきつくないほうです。
大分弁は、基本的にはイントネーションは標準語に近く、後は文末「ちゃん」「ちょん」「けん」、特徴的な言葉「しんけん」「よだきい」「じゃけん/だけん」などと、若干のイントネーションを気をつければ、比較的スムーズに標準語化していけます。
例:雨がしんけん降っちょんけん、傘もってき。
(→変換: 雨がとても降っているから、傘を持って行きなさい。)
大分県人である私が東京で指摘されたイントネーションの1つが、「7時5分」などの「5分」のイントネーション。
大分では[go-fu-n]と真ん中のfuを強く発音するか、[go-fu-n]と強弱なく平面な発音だったのですが、東京では[go-fu-n]と、先頭に強弱を付けることを、初めて就いた接客仕事の際に指摘されたことをはっきりと覚えています。(大分県人の間でも個人差があることかもしれませんが・・・)
■ 関東の人には大分弁は関西弁に聞こえるらしい
これも上京してまだ間もない頃に、都内の駅前で警察に職務質問された時に指摘されたのですが、警官と何気ない会話をしていると、「おたく、関西出身?」などと言われてしまいました。どうやら関東の人には大分弁のイントネーションは関西弁に聞こえるらしく、他でも関西出身と思われたことが何度かありました。(今ではもう間違われることもなくなりましたが・・・)
日本人である私でもこんな感じでしたので、外国人が最初に覚える日本語も、できれば標準語のほうが無難なのかもしれません(日本のあらゆるシーンで不利益をこうむることを避けられるので)。
標準語をマスターした上で、方言も使える外国人が一番理想的ですが、ただでさえカタカナ、ひらがな、漢字が入り乱れている日本語なので、方言と標準語の日本の2言語の違いを教えるのも、これまた非常に大変だったりもします。
ちなみに私は、標準語というか東京弁(?)の「~~がさぁ、~~でさぁ」の「さぁ」が今でも鼻について嫌いなので、あまり使わないようにしています。
Posted by jltoita at 03:11
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