2018年01月31日

スケート場と王子中学校

平昌オリンピックがもうすぐ始まる。韓国は九州から近いが、九州人にとっては、ウィンタースポーツはいまいち馴染みが薄い。
積雪も小学校時代に一度経験しただけである(1984年の「昭和59年豪雪」)。14cm程度の積雪で学校は半休となり、小学校のグラウンドで雪だるまを初めて作った記憶がある。
そんな私の数少ない大分でのウィンタースポーツ体験。それがスケートだった。
住吉川とスケート場

昔、王子中学校の近くにスケート場があった。
グレーの平屋建てっぽい建物で、名前の記憶は朧気だが、調べてみると「大分スポーツセンター」という名称だったらしく、夏はプール、冬はスケート場の二毛作(?)で運営されていたようだ。

そんなスケート場に、友人に連れられて1度だけ行ったことがある。初心者なので当然、まともに滑れるわけもなく、散々なものだったが、「よし、これから通い詰めて上手くなるぞ!」と意気込んで、次に行ったときには、つぶれてしまっていた。住吉川沿いを自転車でトボトボ帰った記憶がある。道中、「どうやら私にはウィンタースポーツには縁がないようだ」と認識した。

そのスケート場があった場所は、今は「豊の国健康ランド」になっている。大分も随分変わった。

スケートと言えば、日本人の多くにとっては、「スポーツ」か趣味・趣向のカテゴリーに属するが、日本語教師として世界を転々とすると、国によってはスケートも、生活の糧、生活の中では切っても切れない大切な交通手段であったりすることがわかる。

例えばカナダのオタワなどでは、冬には凍り付いたリドー運河沿いをスケートで通勤する人々を観ることができる。スケートは通勤・通学の実用的な交通手段なのである。

リドー運河のスケート風景
そしてカナダでは、(日本のたいていの学校に野球場やバスケットコート、柔道場などがあるのと同じように)たいていの小中高校にスケートリンクがあり、アイスホッケーなどが盛んにおこなわれている。アイスホッケーはカナダの冬季の国技になっている(夏の国技はラクロス)。

所変わればなんとやら・・・で、いろいろな場所に住んでみることで、多様な価値観を自然と体得することができる。ぜひ大分から飛び出していろいろな地域・国を経験してほしいと思う。その過程で、大分の良さにも、また気付くことになるだろう。

そういえば王子中学校といえば、指原 莉乃さん。OGとして何回か王子中学校を訪れてくれたことがあるようで、うちの姪っ子が当時王子中学に在学しており、訪問にとても喜んでいた。




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Posted by jltoita at 19:28 │大分の思い出